新潟朱鷺市

新潟朱鷺市 3月定例会

新潟朱鷺市では、国境のないネット上だけに海外への販売も視野に入れ、英語版のサイトも立ち上げるなど、常に新たな試みを盛り込むことを目指す木宮社長に、PDSの現状や、今後の構想、ネットビジネスの秘訣などを聞く機会を企画いたしました。

PDNSと『卸商の新たな役割』

日時
3月10日(火) 午後6時~午後7時30分
会場
燕市吉田産業会館 1F 視聴覚室
内容
テーマは「PDNSと『卸商の新たな役割』」
講師
(株)キミヤ
代表取締役 木宮 隆 氏
 インターネット上で中古農機具の販売を仲介するサイト、PDS情報ネットワークサービスの利用が伸びている。
 本格的な立ち上げから、取引件数、農機具販売店や農家の会員数の増加傾向が続く。コンサルティング会社からも注目され、セミナー講師としての参加依頼も来ている。
 国境のないネット上だけに海外への販売も視野に入れ、英語版のサイトも立ち上げるなど、常に新たな試みを盛り込むことを目指す木宮社長に、PDSの現状や、今後の構想、ネットビジネスの秘訣などを聞く機会を企画いたしました。
講師プロフィール
昭和22年 三条市生まれ(61歳)
昭和45年 慶応大学卒
昭和45年 (株)丸井入社
昭和49年 同社を退職。(株)木宮農機製作所入社
昭和64年 (株)キミヤに社名変更と同時に代表取締役社長に就任現在に至る
http://www.kimiya.net/pds/
主な公職  (協)三条工業会副理事長 三条市教育委員 三条青年会議所理事    三条ロータリークラブ会長 etc
懇親会
午後7時30分
セミナー終了後、講師を囲んで懇親会を開催いたしますので、
ご参加いただきたくご案内いたします。
会場:割烹けやき(吉田東栄町)
会費:4,000円
申込締切
3月3日(火)
是非、ご参加ください。
※セミナー・懇親会とも出欠のご連絡をいただいております。
 3月3日(火)までに出欠のご連絡を新潟朱鷺市事務局へお願いいたします。

レポート

 3月の朱鷺市例会は、中古農機具サイト運営の三条市の㈱キミヤ 代表取締役 木宮隆氏のお話です。講師は、始めは小物農機具の製造メーカーでありました。後に、それらををはじめとした、小物農機具製品の卸商として、各農機具店さんを回っていたそうです。

 講師は営業活動を通して、近年益々元気の無い小売農機具店さんと農家を見て、何か農機具店さんを元気にすることはできないだろうか?、そんなことを考えていたそうです。

木宮氏

木宮氏

 「このコンバインは、10年使いました。」と言っても、実使用は年間数日です。同じ10年間乗った自動車などと比べて、ほとんど痛んでおりません。使っているうちに部品の破損などで、修理を頼んだ農機具店は新しいものを奨めたりします。言われるままに農機具を替え替えていると、農家は機械貧乏に陥ってしまいます。

 新しいコンバインなどは、1台500万円もするのですが、中古で半額くらいなら買えるという農家は、農機具店に探しておいてと頼みます。しかし農機具店もそう簡単には探すことが出来ません。そこで、7年前に会員制の中古農機具サイトの運営を開始しました。

 木宮氏の構築した中古農機具サイトは、完全会員制で、小売農機具店向けのサイトです。しかし、登録すれば農家の方も見ることができます。サイト上は、農機具の展示会場と同じ役割を果たします。

新潟朱鷺市 3月定例会

新潟朱鷺市 3月定例会

 現在の会員数は、農機具店数が513社、農家数が7600人です。年間アクセス数は、112万件です。常時1700件の展示があり、毎日商品が入れ替わっています。多い日は60件、少ない日でも20件の入れ替えがあります。1ヶ月の売買高は、1億2千万円にまでなっています。

 話を聞いて、私が携わってる自動車のオークション会場の仕組みや、中古自動車の雑誌のサイトに、よく似ていると思いました。よって、今回の講師の説明がスッと頭に入ってきました。

 インターネットの普及で、物を手放したい人・中古品を買って使いたい人は、日本中、探せばいるのだから、エリアの概念を取り払うと、新しい商売の形が見えることを改めて感じました。

レポート:テクノプロタカイ 高井英子
お問合せ先:新潟県吉田商工会 新潟朱鷺市運営委員会事務局
TEL:0256-93-2609 Mail:info@toki1.net
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